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徳洲会薬剤部会は8月7日、福岡徳洲会病院で九州・離島・沖縄ブロック薬剤師新人研修会を開催した。徳洲会の職員としての心構えの教育や職員間の交流が目的。年に1回開き、5回目となる今回は福岡病院、大隅鹿屋病院(鹿児島県)、名瀬徳洲会病院(同)、中部徳洲会病院(沖縄県)から計16人の新人薬剤師が参加した。
徳洲会職員の心構え学び交流
互いに刺激を受け「頑張るぞ!」と参加者
出席者による各病院の紹介が行われた後、中部徳洲会病院の喜多洋嗣・薬剤部長が徳洲会グループについて説明。徳洲会が展開している病院・介護施設の状況や在籍する薬剤師の総数などを示した。専門分野に限らず多岐にわたり関心を寄せる大切さも説き、とくに病院経営に薬剤師が関与している点を指摘。「薬局の在庫管理をはじめ、薬剤師は病院の経営に大きくかかわっています。ぜひ関心をもってください」と呼びかけた。
今回、目玉企画として従来のテーマとは異なるワークショップをプログラムに盛り込み、福岡病院の伊藤美和薬剤師と馬島礼薬剤師、山下大貴薬剤師と若手が司会・進行役を務めた。
ワークショップは「問題解決実習」「理想の薬剤師像」の2つのテーマで実施。「問題解決実習」では、カードに記載された情報を手がかりに、マンションの住人の中から指定された人の職業と住んでいるフロアを当てる内容。「理想の薬剤師像」は「薬剤師がチーム医療のなかでどのような役割を果たせるか」の観点から考える内容。参加者は3グループに分かれ、各テーマで議論した後、ホワイトボードや模造紙を用いて結論を発表した。
ワークショップで意見を交わす参加者
講義は、福岡病院の田中博和・副薬剤部長が「感染管理」、與田賢作・薬剤部副主任が「オンコロジーチーム」、生駒市立病院(奈良県)の田浦稔基・薬剤部主任が「徳洲会グループの離島・へき地医療」、長崎北徳洲会病院の湧川朝也・薬剤部副主任が「TMAT(国内外の被災地で災害医療活動に取り組むNPO法人)の活動」、南部徳洲会病院(沖縄県)の井上玲子・薬剤部副主任が「NST(栄養サポートチーム)」をテーマに行った。昼食時に、田浦主任がTMAT隊員として今年4月の熊本地震での支援活動を紹介する場面も見られた。福岡病院の平川雅章・薬剤部長が総括し閉会した。
参加した福岡病院の舘村真美薬剤師は「薬剤師として何ができるかを改めて考える良いきっかけになりました」と笑顔。名瀬病院の脇田繁薬剤師も「当院には同期の薬剤師がいないので、モチベーションアップにつながりました」と、顔をほころばせた。
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