「相手のタイプを見極める」前に、まず「自分のタイプを知る」ことが大切です。今回は実際の講演で使っているセルフチェックをそのままお届けします。
セルフチェック:6つの質問
「職場での自分」を思い浮かべながら、A・Bどちらに近いか選んでください。
① 自分の意見のスタイル A:自分の意見をはっきり言う方だ B:相手の意見を聞いてから話す方だ
② 仕事で重視することの優先度 A:仕事では結果やスピードを重視する B:仕事ではプロセスや丁寧さを重視する
③ 感情の表れ方 A:感情はあまり表に出さない方だ B:感情は素直に表に出る方だ
④ 変化への向き合い方 A:新しいことに挑戦するのが好きだ B:慣れたやり方で進める方が安心する
⑤ 人との関わり方 A:人に指示するのが自然にできる B:人をサポートする方が得意だ
⑥ 決断のペース A:決断は素早くする方だ B:じっくり考えてから決める方だ
結果の見方
以下はあくまで傾向です。「どちらかというと…」で十分です!
コントローラー型 ①A ③A ⑤A ⑥A が多い方 → 自己主張が強く、感情表出が弱い
プロモーター型 ①A ③B ④A ⑥A が多い方 → 自己主張が強く、感情表出も強い
サポーター型 ①B ②B ③B ⑤B が多い方 → 自己主張は弱く、感情表出が強い
アナライザー型 ①B ②B ③A ④B ⑥B が多い方 → 自己主張は弱く、感情表出も弱い
チェック結果の使い方
はっきり一つのタイプに当てはまった人 そのタイプの特徴・強み・弱みを深掘りしましょう(③〜⑥記事を参照)。
複数のタイプに当てはまって迷った人 立場や状況によってタイプが変わっている可能性があります。「職場では」「家庭では」「友人には」と場面を絞って考え直すと見えやすくなります。
「どっちとも言えない」が多かった人 複数のタイプの特徴をバランスよく持っている可能性があります。それ自体が強みです。
「家族に聞く」が最も正確かもしれない
職場では役職や立場に引っ張られてタイプが変わることがあります。
「本当の自分のタイプ」を知りたければ、家族や親しい友人に「私ってどんなタイプ?」と聞いてみましょう。
ただし——奥さんや旦那さんに聞くと、だいたい厳しめの答えが返ってきます(笑)
それはそれで、自分の意外な一面に気づくきっかけになるかもしれません。
自分のタイプを知るメリット
① 自分の「強み」が認識できる ② 自分の「弱み」が受け入れられる ③ 「コミュニケーションでなぜズレるか」が理解できる ④ 相手のタイプを見極める「比較軸」ができる
「自分を知ること」がコミュニケーション上達の第一歩です。
まとめ
- セルフチェック6問で自分のタイプの傾向がわかる
- 「どちらかというと」で十分。完全一致でなくていい
- 場面(職場・家庭・友人)によってタイプが変わることがある
- 家族や友人に聞くと「本当の自分」が見えてくる
- 自分のタイプを知ることが相手理解の出発点
次回は患者さんのタイプ別対応(糖尿病服薬指導編)を解説します。
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