2015年4月23日木曜日

■徳洲会グループ 九州・奄美・沖縄ブロック薬剤部が臨床業務研究会を開催、スペシャリストに学ぶ!!

http://www.tokushukai.or.jp/media/news/shinbun972.html#d01
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九州・奄美・沖縄ブロック
薬剤部が臨床業務研究会
スペシャリストに学ぶ

9 病院から36 人が参集し、勉強に励んだ
徳洲会グループ九州・奄美・沖縄ブロック薬剤部会は2月1日、福岡徳洲会病院で第2回薬剤部臨床業務研究会を開催した。これは同ブロック薬剤部が昨年、立ち上げた念願の独自研究会で、今回は9病院36人が参集、11演題を発表した。
開会の挨拶で中部徳洲会病院(沖縄県)の喜多洋嗣・薬剤部長は「薬物療法の質の向上には小さなことに関心をもつ力が必要」と、同会を通じて〝疑問をもつ能力〟を養うよう呼びかけた。
今回は一般演題に加え、専門・認定資格への関心が高まる業界の動向を反映し、3人の専門・認定薬剤師が教育講演を行った。湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の大森俊和・救急認定薬剤師は、症例を用いて同院ICU(集中治療室)での薬剤師の役割を示し、「救急医療は多種多様の疾患と接するため、どの分野にも長けたジェネラリストの薬剤師が必要です」と総合力の重要性を指摘した。
千葉徳洲会病院の福井宗憲・糖尿病療養指導士は、血糖コントロールの最新知見を披露。1日2回インスリン注射する通常療法より、持効型インスリンと超速効型インスリン(1日3回注射)を組み合わせた強化療法は予後が良く、「現在の主流な治療法となっています」。最近、持効型インスリンにGLP ― 1受容体作動薬を組み合わせたBPT療法が注目を集めていることも紹介した。
八尾徳洲会総合病院(大阪府)の大里恭章NST(栄養サポートチーム)専門療法士は、慢性腎不全の状態と急性腎不全の状態では適正な栄養投与量が異なり、「低タンパク・高カロリー」の概念が必ずしも正しいとは限らないことや、腎不全用の中心静脈栄養(TPN)輸液の処方ではカリウムやリンなどの電解質を含有しないことがあるため、これらが欠乏する電解質異常に注意し、状況に応じて脂肪乳剤の活用を考慮すべきことなどを訴えた。
閉会の挨拶には福岡病院の平川雅章・薬剤部長が登壇。教育講演を含めた演者の発表内容をたたえ、「継続して勉強してきた成果だと思います」と参加者に修練を促した。同会の立ち上げに尽力した山川病院(鹿児島県)の田浦稔基・薬剤部主任は「この会によって、より一層グループ病院間の横のつながりが深まれば嬉しい」と笑顔を見せていた。



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