2020年5月1日金曜日

【ワクチン予防接種】効率良いワクチン接種の順番教えます!!


病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル



■予防接種とは!? ワクチンとは!? 効率の良いワクチン予防接種の順番は!?

 僕達は、日常生活の中では、さまざまな細菌やウィルスが共存しているため、それぞれに対する抵抗力がないと病気、すなわち感染症にかかってしまいます。

 予防接種とは、ワクチンを接種して、免疫力、すなわち病気に対する抵抗力を作ることによって、感染症などにかかってしまうのを予防したり、症状を軽くしたりする方法です。

 お母さんが、産まれてくる赤ちゃんに対して、へその緒を通して、病気に対する抵抗力をプレゼントしているのですが、そのお母さんにもらった抵抗力は、生後数か月の間に自然と失われていきます。 そのため、赤ちゃんは、自分自身で免疫、病気に対する抵抗力をつくっていくことが必要となってきます。

 また、赤ちゃんはだんだんと大きくなるにつれて、外出、外へ出て行く機会も多くなってきます。外出先では、いろんな細菌やウィルスに遭遇してしまう可能性が出てくるんです。子供が保育所や幼稚園に入る前には、予防接種を受けて、免疫を作り、感染症を予防していただきたいと思います。

 ワクチンとは、予防接種に使用する薬液をワクチンと言います。ワクチンには、感染症の原因となる病原体を、病気を起こさない程度の性質に変えたり、毒素を弱めるなどして、その作られ方から大きく分けて、『生ワクチン』と『不活化ワクチン』と『トキソイド』の3種類があります。

①生ワクチン

 生きた病原体の病原性を弱めたものを接種して、体の中で増やして免疫を作ります。ウィルスや細菌が体内で増殖するので、接種後しばらくしてから発熱や発疹など、その病気の症状が軽く出てくることがあります。副作用がでやすいですが、免疫力はつきやすいです。

次に違うワクチンの接種を受ける場合には、4週間(27日)以上間隔をあける必要があります。

②不活化ワクチン

 免疫を作るのに必要な成分を病原体から取り出し、可能な限り毒性や感染力をなくしたものを何回か接種して免疫を作ります。生ワクチンのように体内で増殖することがないので、1回接種しただけでは必要な免疫を獲得・維持ができないため、数回の接種が必要である。免疫が生ワクチンに比べるとつきにくいですが、副作用は出にくくなっています。

次に違うワクチンの接種を受ける場合には、1週間(6)以上間隔をあける必要があります。

③トキソイド

細菌が作り出す毒素だけを取り出し、毒性を弱めたものを何回か接種して免疫を作ります。不活化ワクチンの一種です。

次に違うワクチンの接種を受ける場合には、1週間(6)以上間隔をあける必要があります。

このように3種類のワクチンがありますが、効率よくワクチン接種をしていくポイントがあります。

それは、ワクチンの打つ順番を考えるということです。

おそらくいろいろなワクチンを接種していくかと思います。

例えば、生ワクチンのBCGワクチンと不活化ワクチンのインフルエンザワクチンの2種類を接種する場合です。

先に生ワクチンのBCGワクチンを接種すると次に不活化ワクチンのインフルエンザワクチンを接種するには、接種間隔を1ヶ月間空けないといけません。なので①生⇒②不活化の順番で打つと、2本のワクチンを接種するのに1ヶ月かかっていまいます。

逆に、不活化ワクチンのインフルエンザワクチンを先に接種すると次に生ワクチンのBCGワクチンを接種するのに空ける間隔は、1週間でOKです。なので、①不活化⇒②生の順番で打つと、接種するのに1週間しかかかりません。

ワクチンの接種順番を考えることで、効率よく早くワクチンを接種することができます。



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2020年4月30日木曜日

【ブーメランの法則】与えたことが、跳ね返ってくる!!


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みなさんブーメラン投げたことありますか。

ぼくは小さい頃投げた思い出としては、投げたけど自分ところに上手くかえってこなかったな~という記憶があります。

でも、世間的には、ブーメランは、投げたら投げたところに返ってってくるそうです。

今日は、『ブーメランの法則』について話します。
 
ブーメランの法則とは、


自分が口にしたことや行動したことは、すべて自分に跳ね返ってくると言う法則です。

例えば、人に対して優しい言葉をかけると、優しい言葉をかけられた相手は嬉しくなり、優しい言葉を返してくれるでしょう。

相手を罵倒すると、罵られた相手は気分を悪くして、あなたのことを悪く言うでしょう。

褒める人は褒められて、悪口を言う人は悪口を言われるのです。

すべて自分に跳ね返ってくるのです。

行動も同じです。

人を助けると自分も助けられ、人を傷つけると自分が傷つきます。

自分がしてほしいと思うことほど、まず自分から相手にしてみる。そうすることで、人生が好転していくような気がします。

ブーメラン法則でした。



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2020年4月29日水曜日

【心理学】『人の感情は、あまりあてにならない!!』について心理学大好き薬剤師が解説♫


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 心理学大好きな薬剤師です。

人は感情の生き物であると言われます。

しかし、その感情は解釈、その出来事の受け取り方によって変わるため、あまりあてにならないものです。

例えば、職場でいつもニコニコして話しかけてくれる同僚が、不機嫌な顔で挨拶もなしに通り過ぎていったら、どう思いますか!?きっと『ぼく、何か悪いことしたかな!?』って不安になってしまうと思います。しかし、その不安感は、別の同僚とかが『さっきクレーマーのお客様からいろいろイチャモンつけられて、大騒ぎだったんだよ。』など理由がわかった瞬間にあっけなく解消して、『あれだけ心配したのは何だったんだろう』という安堵する気持ちに変わったりもします。

感情は、『解釈や考え』によって変わる!!

『心配』や『不安』という感情は、自分の解釈や自分の頭の中での勝手な脳内会話、思い込みから生じるということです。同僚が不機嫌な顔で挨拶もなしに自分を無視したことを、『ぼくが何かした!?』と解釈して不安になり、ネガティブな頭の中での脳内会話で自分の言動を探っていって勝手に不安感を煽ってしまう、けど『クレーマーのせいで不機嫌だった。』ということがわかったら安心、安堵する。

感情とは、これほど危うくてあてにならないものだということです。自分を守ろうとすると不安感情が強くなりますから、ぜひ日頃の解釈や頭の中での脳内会話を客観的に見つめてみて、人の感情に勝手に解釈をつけて振り回されないようにしたいですね。



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2020年4月28日火曜日

■マスク着用による感染症予防効果を3点お伝えします!!


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 マスク着用による感染症予防効果を3点お伝えします。

①空気中に漂う空気感染をしてしまうウィルス(めちゃくちゃ小さい)を防ぐという空気感染を防ぐことはできませんが。飛沫感染は防ぐことができます。咳やくしゃみなどで、ウィルスに水分やほこりが付着した飛沫の侵入を防ぐことが出来ます。また、自分から他の人への咳やくしゃみをすることによる飛沫の飛び散りを防ぐことが出来ます。補足ですが、同じ理由で、メガネやゴーグルをかけることにより、飛沫が目の粘膜に付着する飛沫感染を防ぐことが出来ます。

②マスクを付けていれば、無意識に口や鼻を触ってしまうことが防げます。手には、ウィルスや細菌が手に付着している可能性があります。その状態で口や鼻を触れなくなるため、手からの侵入を防ぐことができます。同じ理由で、メガネやゴーグルをかけることによって、目を触ってしまうことを防げます。

③マスク着用による保湿効果により、ウィルスの防御に繋がります。ぼくたちの体は、咽頭から肺までの気道の粘膜に線毛という器官があり、これが気道に入った異物を外に掻き出して排出してくれています。むせたらみんなそのまま窒息するのではなく、だんだんと異物が肺の方から、上の方に上がってきますよね。そのイメージです。線毛が正常に働いていれば、肺に入りかけた異物も30分ほどかけて排出されます。ところが空気が乾燥して喉の粘膜も乾いてしまうと、この線毛の働きが低下してしまいます。マスクを着用し、喉を保湿することは、線毛の活動の動きを低下させず、異物を外に排出する働きを低下させないという効果があります。

まとめると、マスクの感染予防の効果は、①飛沫感染を防ぐこと、②無意識に口や鼻を触れなくすること、③保湿効果で異物を外に出す働きを維持することの3点の効果があります。




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2020年4月27日月曜日

【新型コロナウィルス】マスクの効果は!? 防げないの!?


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 新型コロナウィルスの感染予防にマスクをつけていても意味がない、効果がないっていう声をたまに聞きます。

 そういう声が出てきた理由というのが、ウィルスの粒子は小さいので、マスクをつけていてもそもそもマスクの隙間を通過してしまうんじゃないかなということからです。

 説明しますと、薬局などで売られているサージカルマスクは、直径5μmまでの粒子を除去することができます。そしたら、花粉とか細菌とかウイルスはいったい大体どれくらいの大きさなのでしょうか!?

・花粉の大きさは、2040μmです。そのため、マスクの隙間を通過できません。花粉には効果があります。

・細菌は1μm、ウイルスは0.02~0.1μmとめちゃくちゃ小さいです。そのため、マスクの隙間を通過していしまいます。

 WHO世界保健機関からの報告でも、マスクの効果については、明確な答えは出ていないんです。

 それで、マスクの隙間をウィルスは通過するけど、現時点では、新型コロナウィルスも、インフルエンザワイルスと同じように、空気感染の可能性は低いとされています。ということは、飛沫感染や接触感染に絞った予防策を講じることで、感染を防ぐ確率は高まるんです。

 飛沫というのは、咳やくしゃみでウィルスに水分やほこりが付着したもので、粒子の直径が5μm以上です。ウィルス単体よりは、大きく、マスクで防ぐことが可能です。

 つまり、マスクは空気感染を防げなくても、飛沫感染は防げるといいうことです。

 アメリカの食品衛生局では、医療用のサージカルマスクの基準を、細菌ろ過率(BFE:約3μmの粒子がろ過された率)95%以上と規定されており、日本国内の市販マスクの大半がこの基準をクリアしています。

マスクを購入する時のポイントは、ウィルス飛沫を99%以上カットとか書かれていることがポイントです。BFE(細菌ろ過率)VFE(ウィルスろ過率)PFE(微粒子ろ過率)のいずれかが95%以上のマスクを選んでください。



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