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マスク着用による感染症予防効果を3点お伝えします。
①空気中に漂う空気感染をしてしまうウィルス(めちゃくちゃ小さい)を防ぐという空気感染を防ぐことはできませんが。飛沫感染は防ぐことができます。咳やくしゃみなどで、ウィルスに水分やほこりが付着した飛沫の侵入を防ぐことが出来ます。また、自分から他の人への咳やくしゃみをすることによる飛沫の飛び散りを防ぐことが出来ます。補足ですが、同じ理由で、メガネやゴーグルをかけることにより、飛沫が目の粘膜に付着する飛沫感染を防ぐことが出来ます。
②マスクを付けていれば、無意識に口や鼻を触ってしまうことが防げます。手には、ウィルスや細菌が手に付着している可能性があります。その状態で口や鼻を触れなくなるため、手からの侵入を防ぐことができます。同じ理由で、メガネやゴーグルをかけることによって、目を触ってしまうことを防げます。
③マスク着用による保湿効果により、ウィルスの防御に繋がります。ぼくたちの体は、咽頭から肺までの気道の粘膜に線毛という器官があり、これが気道に入った異物を外に掻き出して排出してくれています。むせたらみんなそのまま窒息するのではなく、だんだんと異物が肺の方から、上の方に上がってきますよね。そのイメージです。線毛が正常に働いていれば、肺に入りかけた異物も30分ほどかけて排出されます。ところが空気が乾燥して喉の粘膜も乾いてしまうと、この線毛の働きが低下してしまいます。マスクを着用し、喉を保湿することは、線毛の活動の動きを低下させず、異物を外に排出する働きを低下させないという効果があります。
まとめると、マスクの感染予防の効果は、①飛沫感染を防ぐこと、②無意識に口や鼻を触れなくすること、③保湿効果で異物を外に出す働きを維持することの3点の効果があります。
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