2020年4月14日火曜日

■【授乳婦へ薬の投与】授乳続けていい!? 胎児への安全性は!?


病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル



先日、こんな質問を受けました。

赤ちゃんに授乳中のお母さんから、風邪を引いたので、病院で診察を受けたら、解熱鎮痛剤として、アセトアミノフェンの薬を出してもらったのですが、『この薬を飲んでいる間も赤ちゃんに授乳を続けてもいいですか!?』という質問を受けました。

この場合、薬剤師はどう考えてお答えしているのか。

3点考えています。

①まずお母さんが、飲んだ薬が乳汁中へ移行するのか。もし移行すればそれを赤ちゃんは飲むことになります。

②次に移行するとすれば、その薬は、赤ちゃんにも投与可能なのか、

③また移行するであろう量は、どれぐらいなのかについて考えます。

今回のアセトアミノフェンは、①乳汁中への移行は確認されています。②アセトアミノフェンは新生児にも投与可能な薬です。③新生児へは、投与量の0.1%程度の移行しか認められずという情報を収集します。

そして、回答としては、アセトアミノフェンを飲んでいる間も、授乳していただいて問題ありません回答したりします。

もし、授乳に影響がある場合は、授乳を避けないといけない期間を教えてあげると親切ですよね。

この薬は、お母さんが飲んでも何時間には体の中から無くなるので、薬を飲んでから何時間立てば授乳しても大丈夫ですよ。と服薬指導したりもします。



≪相互リンク≫
病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル
薬剤師の話ブログ
病院薬剤師日記:田浦マインドブログ 
薬剤師の話:facebookページ
にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。