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4/20に国立感染症研究所から、新型コロナウィルスにおける感染リスクのある患者さんと濃厚に接触した人の定義が、変更されました。
変化に対応することは大事ですけど、なかなか珍しいですね。
変更点は、3点あります。
①新型コロナウィルス患者と接した時期を患者の「発症日以降」だったのが、「発症2日前」に早められました。これは、コロナPCR検査が陽性となる2日前から感染のリスクがあることが認められたということです。まあ陽性になるにはある程度のウィルス量が体の中で増えなければ陽性とはならないんです。例えばウィルスが1匹いても検査キットの感度では陽性とは出ず、50匹以上いないと陽性になりませんというようなのが、検査キットの精度となっています。それで、陽性になるほどウィルスが増えてなくても感染リスクはあるということですね。そして接触した相手が2日後にコロナに発症すれば、濃厚接触になるということですね。ただこれは、考慮して動くことって難しいのかなと思います。症状無くても、周りにいる人はみんな感染リスクがあるから疑えと言うことなのでしょうか。寂しい世の中になっていきますね。
②距離については、「手で触れる、または対面で会話することが可能な距離(目安2メートル)」だったのを、「手で触れることのできる距離(目安1メートル)」と短くなりました。距離が1メートルに短縮されて、あと対面以外も含めるなど範囲が広げられました。具体的な接触内容としては、患者さんが触った周辺の環境、ドアノブとかも考慮しましょうということですね。最近は便座からも感染するのではないかと言われていますね。どうなんでしょう。
③そして今まで具体的に示されていなかった、患者さんとの接触時間については、マスクなどの必要な感染予防策がない状態で、15分以上の接触があった者」と定められました。
職場などで感染者が確認されると、患者さんとの濃厚に接触した人は自宅待機などとなり、活動が制限されます。企業や一人ひとりの感染予防策が必要となります。
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