病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル
子供を叱るという話なんですけど、『子供をよく叱ってると礼儀正しい良い子になるよね~』という話聞いたことないですか!?
叱るといい子になるというのは、親の錯覚!? について僕なりの解説をします。
例えば、子供が良くない行動をしたとします。
その行動に対して叱ります。
『コラーッ!!』
その後、良くない行動の次は、その行動よりも良い行動をすることが多いんじゃないでしょうか。
良い行動をすることが多いので、叱った方が効果があると思っちゃいますよね。
逆に、子供が良い行動をしたとします。
その行動に対して褒めます。
『偉いね~。』
その後、良い行動の次は、その行動よりも良くない行動をする可能性が高いですよね~。
どんどんいい行動ばかりするのって無理ですから。
それで、良くない行動をしてたら、『褒めたら良くない行動するやん。』って思ったりするかもしれません。
どう思いますか!?
もちろんぼくは叱ることも褒めることもどちらも大事だと思います。
けど、叱ったから効果があって、褒めても逆効果が起こってると感じますか。
『叱るといい子になるというのは、親の錯覚ですか』ということについて、ぼくは間違いなく錯覚だと思っています。
良くないマイナスの行動に対して叱るという、マイナス面ばかりを批判してはダメです!!
確かにマイナス面の批判は、短期的には効果があるかもしれません。
怒られないように行動しよ~ってだいたいの子は思うと思います。
しかし、良くない行動に対して叱るということばかりを繰り返していては、相手にとって強いストレスにさらされるだけです。
長期的に見ると、相手の神経はどんどんすり減ってしまうことになります。
何をやっても褒められず、マイナス面だけ批判されていたら、どんどん気持ちが疲れてしまうはずです。マイナス面を前面に押し出すよりも、プラス面を積極的に表現した方がいいのです。
しかし、褒めるという行動に対して、その効果がすぐに出るとは期待しないこと。
効果はゆっくりでてくるものです。
大切なのは、褒めることで相手は笑顔を見せてくれる。その笑顔を見られただけで、こっちも嬉しくならないですか。充分な報酬をもらったと思っておきましょうよ。
そう考えることで、気持ちが安らかにいられるはずです。
そしてそれが、最終的に相手の態度や行動をもっといい方向に変え、二人の関係を居心地の良いものにしていくのではないかと思います。
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