2021年1月18日月曜日

■乳糖不耐症について

 ぼくは、牛乳が大好きなんです!!

 身長を伸ばしたいと思ってて、中学校の頃は毎日牛乳けっこう飲んでたんですけど、167cmで止まりました。

 ...という話ではなくて、牛乳飲んだ後は、なんかお腹がゴロゴロしてきて、下痢してたんですよね。

 このことに10年ぐらい前に気づいたわけです。

 そうぼくは、『牛乳飲んだら下痢する、乳糖不耐症』という病気に知らず知らずのうちにかかっていたんです😅

 今回は、『乳糖不耐症』ついてお話します。

 「牛乳が苦手」という方は少なくないともいますし、ぼくのように飲んだら、お腹にガスが溜まって、ゴロゴロしたり、下痢するということをよく聞きます。

 乳糖不耐症とは、牛乳の中に含まれる「乳糖(ラクトース)」を消化吸収のため分解するラクターゼという消化酵素の、小腸での分泌が不足することが原因で起こります。消化不良・腹部不快・腹痛・下痢・おならなどの症状が出ます。

 15歳以上の男女10,000人を対象とした調査では、牛乳を飲んでお腹がゆるくなったり、ゴロゴロしたり、張ったりする症状の自覚を持つ人について、「いつもそうなる」人は7%、「いつもではないがなる」は13%、「たまになる」は29%でした。

 症状には個人差があり、少しならいいけど、たくさん飲むとおなかをこわすという方がいます。量が多いと乳糖ことラクトースを分解するラクターゼの分泌が間に合わないと考えられるので、数回に分けて飲めば症状が出にくいです。また、ホットミルクは大丈夫だけれど、冷たいのはダメという方もいます。温かいと下痢しにくいのは、体温に近い方がラクターゼの活性が上がることや、胃腸への刺激が少ないためではないかと考えられます。

 一般に、大人になるとラクターゼ分泌が減少することが多いため、子供のころは冷たい牛乳も平気だったけど、大人になってからいけないという人がいるのも特徴です。逆に子供のころから乳製品を摂り続けてきた人は、なりにくいといわれています。市販されている、乳糖をあらかじめ分解したり除去した「おなかがごろごろしにくい牛乳」で牛乳に慣れていくうちに、だんだんラクターゼの分泌が増え、普通の牛乳も飲めるようになることもあるようです。

 そんな【乳糖不耐症の対策】は、

  数回にわけて飲む

一度にたくさん飲まず、少しずつ数回にわけて飲むことで乳糖が分解しやすくなります。

  温めて、ゆっくり飲む

 牛乳を温めることで、腸への刺激が弱まり、ラクターゼの働きも盛んになります。ホットミルクだけでなく、コーヒーや紅茶にまぜる、ココアにするのもおすすめです。

  毎日飲む習慣をつける

 乳糖は消化に時間のかかる難消化性オリゴ糖の一種であり、人の腸内細菌に影響します。毎日飲み続けることで、乳糖分解するのが得意な腸内細菌が増えて腸内環境が改善され、乳糖の分解や代謝を増進できることが期待できます。

  料理にプラスする

 牛乳が苦手な人も摂りやすく、料理にもコクが出て美味しさが増します。

  代わりにヨーグルトやチーズを食べる

 ヨーグルトは乳酸菌の発酵によって乳糖の20 40%が分解され、減っています。チーズは製造過程で乳糖の大部分が取り除かれています。したがって、ヨーグルトやチーズは乳糖不耐が起こりにくい食品といえます。

 是非参考にしてみてください。



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