「同じ説明をしているのに、伝わる人と伝わらない人がいる」——そんな経験は誰にでもあると思います。今回から「タイプ別コミュニケーション」シリーズをスタートします。
あなたにもこんな悩みはありませんか?
- 同じ説明をしても、伝わる人と伝わらない人がいる
- 伝え方を工夫しているのに、なぜかズレて伝わる
- 「なんで理解してくれないのかな」と感じることがある
- 相手のモチベーションの上げ方がわからない
- 多職種カンファレンスで「話が噛み合わない」
これらの悩み、実は原因が一つあります。
原因は「人は同じ」という思い込み
コミュニケーションがうまくいかない最大の原因は「人と人は同じ」という囚われから起きています。
私たちは無意識のうちに「自分が心地よいと感じる伝え方=相手にとっても心地よいはず」と思い込んでいます。
でも実際は違います。
人と人は「違う」という前提で考えることが大事なのです。
タイプ別コミュニケーションとは
タイプ別コミュニケーション(ソーシャルスタイル理論)は、1968年に社会学者David Merrillらが提唱したコミュニケーション理論です。
外から見えるその人の態度・行動パターンを観察し、4つのタイプに分類します。「自己主張の強弱」×「感情表出の強弱」という2つの軸で分けるのが特徴です。
万人受けするコミュニケーション上手を目指すのは非常に難しい。しかし相手のタイプに合わせた対応を考える方が、はるかに簡単です。
タイプ分けで得られる5つの効果
①自分の「強み」が認識できる ②自分の「弱み」が受け入れられる ③人と自分は「違う」ということが理解できる ④他者の「強み」を発見できる ⑤他者の「弱み」を補い、最適な関係を構築できる
タイプ分けは相手を「決めつける」ためではなく、「コミュニケーションの可能性を広げる」ための視点です。
4つのタイプの概要
4つのタイプはこちらです(詳細は各記事で解説します)。
コントローラー:人も場も支配しようとする行動派。結論重視。
プロモーター:注目こそがやる気の源。感覚派の社交家。
サポーター:人間関係が何より大事。気配り上手。
アナライザー:現実を見据える冷静沈着な慎重派。データ重視。
大切な注意点
タイプに優劣はありません。どのタイプも強みと弱みがあります。
また、タイプは立場や状況によって変わることがあります。
- 職場ではコントローラーっぽく振る舞っていても…
- 家に帰ったらサポーターだった
ということもよくあります。「このタイプだ!」と決めつけず、「傾向」として捉えることが大切です。
まとめ
- 「伝わらない」の原因は「人は同じ」という思い込み
- 人と人は「違う」という前提でコミュニケーションを考える
- ソーシャルスタイル理論:1968年、David Merrillらが提唱
- 4タイプ:コントローラー・プロモーター・サポーター・アナライザー
- タイプに優劣はない。「傾向」として活用する
次回は4つのタイプを分ける「2つの軸」の意味を解説します。
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