2026年7月15日水曜日

コントローラータイプとは?特徴・接し方・医療現場での実践【タイプ別コミュニケーションシリーズ③】

 「結局、何が言いたいの?」と会話を急かすような人に心当たりはありませんか?それはコントローラータイプかもしれません。今回はコントローラータイプを徹底解説します。


コントローラータイプとは

「人も場も支配しようとする行動派」

自己主張が強く、感情表出が弱いタイプです。


コントローラータイプの特徴5つ

① 全てを自分が判断したい——これが中核 このタイプを理解する上で最も重要な点です。「自分がコントロールしている」という感覚が安心につながります。

② 人から指示されることが大嫌い 「こうしなさい」と言われると、たとえ正しいことでも反発しやすい。「自分で決めた」という感覚が何より大切。

③ 過程より結果を重視、リスクを恐れず邁進 プロセスよりアウトカムが優先。「どうやるか」より「何が得られるか」。

④ 統率力・リーダーシップに優れる 強みはここ。チームをまとめて前に進める力は4タイプの中でも際立っています。

⑤ 結論を急ぐ「結局、何が言いたいの?」 長い前置きや曖昧な説明が苦手。「で、何をすればいいの?」とシンプルな答えを求めます。


コントローラータイプへの接し方

コントロールしようとしないこと 「こうすべきです」「これをやってください」という指示・命令的な言い方は反発を生みます。代わりに選択肢を提示して「どちらにされますか?」と本人に決めてもらう。

質問より「教えを乞う」スタンス 「これはどうすればいいですか?」と教えてもらうスタンスが有効。相手の専門性や判断力を尊重する姿勢が信頼につながります。

下手に褒めると警戒される 「さすがですね!」「すごいですね!」という安易な褒め言葉には「何か裏があるのか?」と警戒することがあります。褒めるなら具体的な根拠を添えて。

単刀直入に依頼する 長い前置き不要。「○○についてお願いがあります。理由は△△です」とシンプルに。

報告・連絡・相談を怠らない このタイプは「知らされていない」状態が最も不快です。こまめな報告で「把握できている」という安心感を与えることが重要。


医療現場でのコントローラー型への対応

コントローラー型の医師への処方提案

NG:「先生、この患者さんなんですが…いろいろあって…薬を変えた方がいいかなと思いまして…」

OK:「★★先生、○○さんの○○薬を△△に変更することを提案します。理由はeGFRが低下しており腎機能への影響が懸念されるためです。いかがでしょうか?」

結論→理由の順。相手に判断してもらう問いかけで締める。

コントローラー型の患者さんへの服薬指導

「お薬が変わりましたよ」と伝えた時の典型的な反応: 「なんで変えたの?前の薬の何がダメだったの?」

→ 理由と根拠を求める。納得しないと飲まない。

OK対応:「前の薬より腎臓への負担が少なく、1日1回でOKです。どちらで続けますか?」

選択肢を渡して「自分で決めた」感を作ることがポイントです。


コントローラー型のあるある場面

ランチの誘い方での反応 「カレー食べに行かない?」→「いいよ。で、どこ?何時に出る?」 → 即決断。主導権を握ろうとする。

カーナビが壊れた時 「大丈夫、勘で行ける。たぶんこっちだ」 → 根拠なき自信で突き進む。

朝の申し送りでの発言 「血糖200超え。インスリン増量を主治医に提案します」 → 結論と行動宣言。端的に完結。


まとめ

コントローラー型のキーワードは「自分でコントロールしたい」。

  • 指示ではなく選択肢を渡す
  • 結論→理由の順で話す
  • 下手な褒めより具体的な根拠
  • こまめな報告で「把握している」感を
  • 単刀直入に、シンプルに

次回はプロモータータイプを解説します。


≪関連記事≫ 

4つのタイプの2軸② 

hospharブログ(コーチングシリーズ)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。