2026年7月16日木曜日

プロモータータイプとは?特徴・接し方・医療現場での実践【タイプ別コミュニケーションシリーズ④】

 「いやいやいや〜!(でも明らかに嬉しそう)」——褒めると満面の笑みで否定する人が周りにいませんか?それはプロモータータイプかもしれません。


プロモータータイプとは

「注目こそがやる気の源」

自己主張が強く、感情表出も強いタイプです。4つのタイプの中で最もエネルギッシュで場を盛り上げる存在です。


プロモータータイプの特徴5つ

① 自分に関心の目が向けられる状態を好む 「注目されている」「認められている」という状態がモチベーションの源泉です。

② 新しい仕事への挑戦がモチベーションに 「新しい薬です」「今まで誰もやっていない取り組みです」という言葉に心が躍ります。

③ 飽きっぽく、継続・持続が苦手 スタートダッシュは素晴らしいのですが、継続が課題。「3日坊主」になりやすい。

④ ノリと勘と衝動で動ける 論理や根拠より「なんかいい感じ!」という直感で判断することが多い。

⑤ 人と活気のあることが大好き 賑やかな雰囲気・人との交流・盛り上がりが大好き。静かで孤独な環境は苦手。


プロモータータイプへの接し方

どんどん夢を与え、夢を語らせる 「○○さんなら絶対できますよ!」「これを達成したらすごいですよね!」という未来への期待感がやる気に直結します。

理屈ではなくビジョンを語る データや根拠より「こんな未来が待っています」というイメージが刺さります。「HbA1cが7.0%になったら、旅行もできますよ!」

とにかく褒める コントローラーとは真逆。プロモーターには惜しみなく承認・称賛を与えてください。喜んで次の行動に移ります。

否定せず改善点を示唆する 「それは違います」はNG。「そうですね!さらにこうするともっと良くなりますよ」とポジティブな方向に誘導する。

周囲への影響を実感させる 「○○さんが頑張ってくれると、周りのみんなも元気になりますよ」という言葉が刺さります。


医療現場でのプロモーター型への対応

プロモーター型の患者さんへの服薬指導

「お薬が変わりましたよ」と伝えた時の典型的な反応: 「新しい薬!なんかいい感じ!良くなるかな!」 → ノリで受け入れるが…3日で飲み忘れる

OK対応:「○○さんなら絶対続けられますよ!次回来た時、良い報告聞かせてくださいね。楽しみにしています!」

継続のモチベーションとして「次回に報告する約束」を作ることが効果的です。

プロモーター型のスタッフへの声かけ

「この新しい取り組み、○○さんに任せたいんです。○○さんのキャラでやってもらったら絶対うまくいくと思って!」

→ 自分への期待と「新しいこと」の組み合わせが刺さります。


プロモータータイプのあるある場面

ランチの誘い方での反応 「カレー食べに行かない?」→「いいね〜!あの新しい店行こうよ!」 → ノリよく乗っかって話を広げる。

カーナビが壊れた時 「やばい!でもちょっと冒険っぽくない?」 → ピンチすら楽しんでしまう。

LINEグループでの振る舞い 一番最初にスタンプを送る。写真も大量投稿。グループ名を勝手に変えがち。

朝の申し送りでの発言 「★★さんなんですけど、昨日こんなことがあって!」 → まずエピソードから入る。

「スゴイですね!」と言われたら 「いやいやいや!」(でも明らかに嬉しそう) → 感覚派で褒められるのが大好き。


プロモーター型の服薬継続の課題と対策

最大の課題は「継続・持続が苦手」なこと。

薬を始めた最初の1週間は完璧に飲んでいたのに、気づいたら飲み忘れが増えていた——これがプロモーター型のよくあるパターンです。

対策:

  • 「次回、どれだけ続けられたか報告してください!楽しみにしてます」
  • 小刻みなゴールを設定(「まず1週間!」)
  • 達成したことを次回しっかり承認・称賛する

まとめ

プロモーター型のキーワードは「注目・承認・新しさ」。

  • 惜しみなく褒める・称賛する
  • ビジョン・夢・期待感を語る
  • 継続が苦手なので小刻みなゴール設定を
  • 「次回報告」の約束を作る
  • 新しいこと・挑戦的なことへの期待感が刺さる

次回はサポータータイプを解説します。


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