ラベル 薬剤師記事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 薬剤師記事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年11月5日日曜日

■第27回 日本医療薬学会年会2017(千葉幕張メッセ)に参加してきました!!

【2017年11月3日~11月5日】
 
 
 
第27回 日本医療薬学会年会2017(千葉幕張メッセ)に参加してきました!! 

【医療薬学会2017参加メモ】


・プレドニン血糖値上昇の副作用出たら、ネオーラルを進めてみてもいいかも、ネオーラルはTDMした方がよい。

・酸化マグネシウムは、実は相互作用が多い。
・『忘』『忙』心を亡くす。

・職員満足度調査:『やりがい』、『休暇の取りやすさ』、『研修の充実』

・病棟リーダーの役割

時間配分、病棟問題抽出、ハイリスク薬・持参薬のカルテ記載確認、薬剤管理指導目標到達についての件数業務の把握。

・業務内容をみえる化、数値報告する。

みんなが何をどれだけやっているか。提案件数、受諾件数、受諾率なども。

ICT

新規介入患者数、フォローアップ件数、提案件数、受諾率、どんな提案を行っているか。

・薬剤部内のチーム制:全員どれかのチームに所属。どんな活動をしていきたいか考えてもらう。どの学会へ出たいか。

・『チーム制』と『みえる化』

・抄録作成は発表の2週間前に完成させる。学会発表したあと、3ヶ月以内に論文化へ。

・個人のモチベーション、努力だけでは限界がある⇒職場環境、体制の整備が必要。

・個人の目標⇒薬剤部の目標、共有、みえる化していく。

・目標とは、拘束ではなく、目指す方向性を示すもの

・経験年数の浅い段階で、さまざまな診療科を経験させるとよい。

しかし、経験不足で迷惑を掛けないようにマニュアルを使用し、業務を標準化させておく必要がある。

・患者満足度

薬剤師の説明、言葉遣い、態度、みだしなみなどが見られている。

・いつまでに何をやるのかを明確にする。

・①コミュニケーションと情報の量、②情報の質、③目的と目標 信頼関係、④意識統一、方向性共有。

・部署目標と組織の方向性があっているかを確認する。

・部下を引き上げてあげる。

・担当MR,MS納涼会で交流を深める。

・目標管理シートの作成。

・問題解決への提案(正解はないので、回答は2個以上用意)

・常に目的は何かを考える。

・やらせてみて喜び、感動を経験しないと人は変わらない。

・リーダーシップだけではなく、フォロワーシップも必要。

・内分泌治療薬の継続率

80%以上飲めているかで予後が変わる。

・与えられたポジションでベストを尽くす。

・時間の無駄をなくそう。

・挨拶運動をすることは大事。

・職場環境向上委員会

・仕事している忙しい上司に向かって『3分ください。』

・チーム内外の状況により、リーダーシップを使い分ける。

・デモチベートアンケート結果:①先輩、部下のせい、②パワハラ、③頼りない

・『あいつは使えない』は、敗北宣言。

3つの共有(目標、情報、スケジュール)をする+達成感の共有

・共有の実行

話をする、確認する、実行を促す、評価する。

・子供参加型のイベント、予定日の共有、時間で切り上げられる仕事

mustshuldを使わない。

・『あなたの職場は働きやすいですか。』

・ブレない。

・相手にとってわかりやすく。

・楽しさを共有する。

・楽しくない仕事を減らす。

・働いて楽しい薬剤部をつくる+業務の効率化

・業務手順書の整備

・評価システムの整備

・なぜこの業務が必要か、もっと他にいい方法がないか、常に『なぜ』という問いかけをする。

・若い力を信じ、チャンスを作ること、声を掛けること、失敗したらカバーしてあげる。

育成を忘れずに⇒責任を取ること。結果として働いて楽しい職場であること。

・大事なのは行動を起こすこと、発信し続けること。

・意見ややりたいことを聞いてあげる。

・やりたい人にどんどんやってもらって、新しいチャンスを与える。

・やらない人は、その役割を理解してあげる。

・わがままと意見は違う。

・個のキャパシティを理解してあげる。

・それぞれのキャリア志向をしらないといけない。

・話を聞いてあげる。一人一人のスタッフと毎日声掛けをする。

・一人では決めない。複数の人と相談して決めていく。

・次のリーダー育成:一緒に課題を乗り越えてみる。

自分がすべき仕事を任せていく。愚痴(問題)も少しずつ話していく、アドバイスを

・プレイングマネージャー

現場の問題点を理解できる(スタッフの悩みを知る)

現場をやってみないと気持ちがわからない。

現場がわかればわかるほど正しい判断やアドバイスできる。

若手のチャンスを奪ってはダメ。

大将はハードワークはしない方がいい。

・『感性』を磨こう。

 
 
今回の学会では、薬剤部のマネージメント関係についての話を中心に聞かせていただき勉強してきました。
せっかく学んだのだからいいものは取り入れ、活かせていきたいと思います。
とてもいい刺激を受けました。

しかし、今年は発表できませんでした。

来年は、発表したいと思います!!




≪相互リンク≫
薬剤師の話
薬剤師のメモ帳
病院薬剤師日記

2017年10月1日日曜日

■第11回 日本腎臓病薬物療法学会 学術集会・総会2017(福岡国際会議場)に参加してきました。

【2017年9月30日~10月1日】


 



 



第11回 日本腎臓病薬物療法学会 学術集会・総会2017(福岡国際会議場)に参加してきました。
今回は、福岡での開催。
大会長は、系列病院の薬局長ということもあり、系列病院からの参加者が多く、たくさんの知り合いにお会いすることができました。


【学会参加メモ】
TS-1、ダビガドランは、GFR30未満は禁忌。
・血清K濃度:ACE↑、バクタ↑、アルダクトン↑
・バクタは、トリメトプリムによる偽性腎障害が起こることがあり、Cr↑
・固定用量⇒体格用量に見直すべき。
・添付文書のCcrGFRと考えてよい⇒しかし、ハイリスク薬に関してはGFRでみた方がよい。
・メトホルミン 男性Cr1.3・女性1.2以上はよくない。
⇒わかりにくい⇒GFR30未満はダメの方がわかりやすい。
eGFR(ml/min/1.73)
⇒体格用量(ml/min/173)を考慮すればさらに正確に投与量を決めることができる⇔固定用量(ml/min)
・アロプリノール、フロモックスは腎機能低下患者では減量であるが、減量すると効いてないこともあるので、効果確認が必要。
eGFRは、元気な高齢者。Ccrは、虚弱(小柄)な高齢者へ適用することが推奨される。
小柄な高齢者では、腎機能を過大評価しないなど注意が必要。
VCMのトラフ:昔10未満⇒低感受性株増加⇒現在1020⇒さらにあがる!?⇒透析導入に繋がるのでは・・・。
・腎機能低下+筋肉量低下が同時に起こるとどうなっているのかわからない。腎機能が良いのか骨格筋量が少ないのか⇒医師はなかなか判断できない⇒薬剤師が『腎機能を正しく評価してほしい』。
フレイル、サルコペニア
eGFRの弱点は、痩せた高者の腎機能を過大評価してしまうこと。
・献腎移植の待機待ち、1314年ぐらいとなっている。
・インスリン治療にDPP-4をプラスするとインスリン量↓体重↓。
・残薬の経験。薬局の経験ありは90%だが、患者経験ありは55(2013年の調査)。認識の差あり。
DPP-4
LDL↓、HDL↑。肥満患者に効きにくい。痩せてる患者に効きやすい。オマリグリプチンは太っている人でBMI下がりやすい。
DPP-4毎日服用では18%飲み忘れあり。オマリグリプチンは、週に1回服用でありアドヒアランス向上する。
・ジャヌビア飲み始めて1年度HbA1c再上昇多い⇒不摂生が原因!?インクレチン、インスリン抵抗性関与!?
SGLT-2
ヒト メリット:体重↓、心血管イベント14%↓
ラット デメリット:食欲↑、筋肉↓
脂肪だけが減るのではなく、筋肉・骨量も減ってしまう。
腎機能悪化はおそらくない。
意識改革により食事量が減った人もい⇔食事量2割の人増えた。
・運動だけでは、筋肉はつかない。
・食事療法だけで、体重↓筋肉↓骨量↓⇒なので運動療法との併用が大事。人間、楽しみがなければ続かない。
・筋肉率が高くなれば、インスリン抵抗性は改善する。
P吸着薬:内服錠数が多いほど、Pコントロールが不良である。
・透析患者:酸化マグネシウムまでなら高Mg血症にならないかも(ただし血中濃度を測ることが望ましい)
・レグパラとパーサビブの消化器副作用発現頻度は変わらない。
透析後や空腹時にレグパラ・パーサビブを使用することで、消化器副作用を減らすことができる。
・ビタミンDとレグパラ併用は、いい併用であり、パラダイムシフト相乗効果を起こしてくれる。
PCaPTHを下げ、適正範囲に保つことにより、生命予後↑(血管石灰化↓)


腎臓薬物療法についてあまり勉強する機会がなかったので、とてもいい機会となり、大変勉強になりました!!




≪相互リンク≫
病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル
薬剤師の話ブログ
病院薬剤師日記:田浦マインドブログ 
薬剤師の話:facebookページ
にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ