2017年7月3日月曜日

■平成29年度 徳洲会薬剤部会 関東ブロック新人研修会 薬剤部の活動を学ぶ

【2017年7月3日】
https://www.tokushukai.or.jp/media/newspaper/1089/article-6.php

2017年(平成29年)7月3日 月曜日 徳洲新聞 NO.1089 三面

徳洲会薬剤部会
関東ブロック新人研修会
薬剤部の活動を学ぶ

徳洲会薬剤部会は6月3日、千葉西総合病院で、今年度の関東ブロック新人薬剤師研修会を開催した。関東ブロックの13病院・36人に加え、仙台徳洲会病院と山形徳洲会病院から計7人が参加し総勢43人の新人薬剤師が、徳洲会薬剤部の活動を学んだり参加者同士で親睦を深めたりした。
「私たちと皆さんの気持ちのバランスが取れていれば、大変なことや困難も乗り越えられます」と出雲薬局長 「私たちと皆さんの気持ちのバランスが取れていれば、大変なことや困難も乗り越えられます」と出雲薬局長
徳洲会薬剤部会の教育委員会委員長を務める千葉徳洲会病院の福井宗憲薬局長が開会の挨拶。「今日のプログラムは中堅薬剤師の先輩たちが、伝えたいことや知ってほしいことを考えて企画しました。ぜひ徳洲会のことをよく知り、相談相手になってくれる仲間を見つける機会にしてください」と呼びかけた。

はじめに参加病院の概要と新人薬剤師の紹介があり、続いて薬剤部会内の糖尿病研究会、臨床業務研究会、医療安全(リスクマネジメント)委員会、教育委員会、中毒研究会の活動内容を各会に属する中堅薬剤師が説明。さらにチーム医療や離島・へき地病院の特徴などをレクチャーした。

このあと、2年目薬剤師のビデオメッセージを視聴。「勉強を続けないと疑問をもつこともできなくなってしまいます。頑張って成長してください」など激励の言葉に耳を傾けた。

午後からは8班に分かれ、スモールグループディスカッション(SGD)を実施。導入として、いかに新聞紙を高く積み上げられるかを競うSGDを実施。SGDは、時間内に皆でより良いものを仕上げる訓練で、メンバー同士で親睦を深めることや自分がチームのために何ができるかを考えるのが狙いだ。

次のテーマは「2年目から1年目へのメッセージをふまえてどんな薬剤師になりたいか」。司会者、発表者、書記、タイムキーパーと役割分担を決めて討議し、終了後に口頭発表。「患者さんの話をよく聞く」、「多職種から信頼される」、「ジェネラリスト」などの意見が挙がっていた。

グループごとに他のメンバーと協力し合い新聞紙を高く積み上げるユニークなプログラムも グループごとに他のメンバーと協力し合い新聞紙を高く積み上げるユニークなプログラムも
 
閉会挨拶で徳洲会薬剤部会北関東ブロック代表の出雲貴文・千葉西病院薬局長は「私たちの仲間になってくれたことに感謝しています。皆さんもそれと同じくらい、ここで働かせてくれてありがとう、先輩教えてくれてありがとう、という気持ちをもってください。お互いの気持ちが同じくらいでバランスが取れていれば、大変なことや困難があっても乗り越えられます」と語りかけた。

終了後、参加者からは「各病院の特色がよくわかった」、「現場では忙しくて先輩に聞けなかったことを聞くことができた」など感想が挙がっていた。

今後の新人研修会は7月9日に吹田徳洲会病院(大阪府)で関西・大阪ブロック、その後、九州・離島・沖縄ブロックや北海道ブロックで開催を予定している。

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