ビジネスなどで、相手に良い印象を与え、その後をスムーズに進めるためには、初対面で相手に与えるイメージがとても大事です。
相手に対する印象や評価には、複数の情報の中でも、会ってから最初に受けたイメージや情報が最も強く影響をするのです。
これを心理学では、『初頭効果』と言います。
センスの良い服装や清潔感、ハキハキしたあいさつや名刺の受け渡しなどといった基本的な第一印象は、考える以上に実は重要なことなのです。
初頭効果は、その評価を固定してしまいます。最初に決定された印象は、対象の評価を固定してしまうため、その後に起きた出来事への評価に影響します。
例)
・最初の印象が良い場合
ハキハキして仕事ができそう⇒ミスをした時⇒たまにはミスくらいするよね。
・最初の印象が悪い場合
だらしなくて仕事ができなそう⇒ミスをした時⇒やっぱりミスしたか~。やっぱりね~。またか~。
人と接する時に、第一印象が肝心とは『初頭効果』からの由来なんですね。
『第一印象に気をつけていきましょう』
一方で、別れ際(最終的な判断の直前)の印象が強く残るような『親近効果』というのもあります。
人と接する時は、最初も最後も重要ということです。