2008年11月22日土曜日

■今年2回目!!喜界島に行ってきました♪簡易懸濁法について勉強【2008年11月21日~22日】

【2008年11月21日~22日】
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って今回も思いっきりバカンスって感じの旅ではなかったのですが・・・。
今回の目的は、簡易縣濁法の考案者である倉田なおみ先生が喜界島で医療講演を行ってくださるっていうことで、講演会に参加しに行ってきました/
倉田なおみ先生は、とてもパワフルな先生でした。そしてパイオニアですから、もちろん簡易懸濁法についても大変詳しかったです。
ところで病院関係者とかでなければ『簡易懸濁法って何?』って思いますよね。簡単にいえば経管投与などを行っている患者様に薬を投与するとき、錠剤のまま投与することができないから簡易懸濁法が考案されるまでは、薬を粉砕して投与していたのですが、薬を55℃前後のお湯に溶かすとだいたいの薬は5~10分前後で溶けるのでその溶かした液体を投与すればいいじゃないかっていう方法です。
まっ簡易懸濁法ができない薬もありますので、全部の薬が簡易懸濁法で投与できるわけではありません。
当院でも、何年か前に簡易懸濁法を導入しています。何気なく簡易懸濁法を行っているわけなのですが、今回の講演会を聞き改めて簡易懸濁法について深く勉強になりました。

簡単に新しく気づいた点をいつかまた思い出せるように箇条書きにして残しておきます。
・腸溶錠は、チューブが腸まで入っている患者様に投与する場合、懸濁法が可能である。
・デパケンR・ネオマレルミンは、便に白いのが残ることがある。
・アダラートなど光に弱い薬を粉砕した場合、白い薬袋だけでは、光を遮断しきれないので遮光袋が必要である。
・カプセル剤は、日本薬局方によりゼラチンで作ることになっているので、お湯で溶ける。55℃の水の理由は、カプセルを溶かすためである。55℃の水を放置しておくと10分後には、だいたい37℃になります。日本薬局方で、カプセルは37℃の水10分で溶けることと決められている。それと多くの病院では、Nsステーションの水道から出る水で一番暑くするとだいたい55℃になるそうです。
・パナルジンやプラビックスなどは、フィルムを破壊させすれば件濁法が可能なので、乳鉢などで少し叩けば可能である。注射器で吸い取ればよいが、溶かすだけではフィルム〔カラ〕が残る。
・ハルナールDなどのじょほう錠は、10分ぐらいお湯につけておくのならいいが60分ぐらいつけておくとじょほう性が壊れるために含量が低下するそうです。
・マクロゴール6000含有のタケプロンなどは、55℃以上のお湯〔56℃~65℃〕で凝固するので、タケプロンは、冷めてきてからの最後の方に溶かす方がよい。
・酸化マグネシウムとアルカリに弱い薬剤〔メネシットなど〕の薬剤を混ぜておくと含量が低下してくる。数時間で30%ぐらい低下し、数日で60%ぐらい低下する。そのため食直前に投与するなど、別に投与する方がよい。
・ツムラ・クラシエ製の漢方薬は、全部懸濁法が可能である。



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